「ジョージ・ジョースター」読みました(4)

舞城王太郎著「ジョージ・ジョースター」読みました(4)
本編「ジョジョの奇妙な冒険」もややこしいが、こっちも手強い。
以下ちょっと、ネタバレ。(説明不足で、読んでも分からないと思うけど。(汗))
 
(第15章)
【FIFTEEN ビヨンド】
イギリス人ジョージ、ひっくり返った海中の杜王町にいる。
ジョージは、吉良とディアボロの殺害事件の謎を解く。バイツァ・ダスト(キラークイーン)とキング・クリムゾンの時間を巡る戦いに、「時間を加速させるスタンド」が介入し、殺人を実行したと確信。
杉本レイミのお尻から、やじり。→記憶が戻る。
ディアボロは二重人格で、もう一つの人格はジョルノ。
ジョルノを殺そうと、突如現れたプッチ神父(【第十四章 廃墟の街】の世界と両方にいる)、時間を加速。しかし、ジョルノが勝利。
しかしジョルノだと思った者は、屍生人のアントニオ。(ジョルノは不明に。)
また、アントニオのボスは、ディアボロと判明。そして、そのディアボロは、復活。そのままジョージを抱え、キューブハウスの機能で2012年から脱出。
1985年(ジョジョ本編第三部のディオ復活時点)へ。
ディアボロ(ジョルノ)の血を吸って、ディオ復活。
このディオは、「荊のスタンド」を持ち、血の繋がりのある者の未来を見ることができる。そしてタイムトラベルの方法も知り、全ての事件を起こした。
また、ディオは、究極生命体カーズの血を吸い、自らを半分に切り、一方を「究極生命体」に、もう一方を「偽者の自分」にする。(第三部で殺される方)
 
(第16章)
【第十六章 ビヨンドⅡ】
2012年、宇宙36巡後のイギリス。ディオ対カーズ。
日本人ジョージは、ファニー・バレンタインに、平行世界に飛ばされる。
そこで、日本人ジョージは、繰り返しの宇宙からできている現実世界と世界と似て異なる平行世界にも、一つしか存在しない特異点が自分だと教えられる。(真偽不明)
カーズとディオの戦いは、カーズが平行世界に飛ばされたりするが、カーズの勝利…
(その間に、杜王町がひっくり返ったままなのは、過去から(36巡して)来たグレートブリテン島が乗っかっているからと分かる。)
戦いはカーズ勝利…と思ったが、ディオは、カーズを利用し、メイド・イン・ヘブン・アルティメットで、二回目の時空の加速。(プッチとカーズで二回)(ジョジョ本編第六部を合わせると3回)
結果、世界は、三十七回の宇宙を超えると、本当に一巡すること(円環)が分かる。(イギリス人ジョージの世界が最初の世界、日本人ジョージが最後の世界。)(三十七連宇宙)
ディオは、世界の円環を利用し(先の宇宙の)過去へ。
日本人ジョージは、ディオを出し抜く方法を考える。
一方、イギリス人ジョージは、現実世界の杜王町で殺される。
…そして最後は、無理矢理…☆○★●
 

舞城先生の作品は、よく分からないところが多いですが(特に各章のラスト。)次の章に行くと、分からない部分の説明があったりします。
(荒木先生のジョジョも毎回、よく分からないが、次週を読むと納得できたるのと同じ?)

英文や古文を読むみたいに、分からなくても先に進むのが、コツかも(笑)。
また前を見たり、後ろを見たり、まるで、辞書みたいに見るのも正解かも。
 
メモ:
①イギリスと杜王町は、「宇宙の繰り返し」に関係した土地
バミューダ・トライアングルとキューブハウス(福井県西暁町)は、「タイムスリップ」に関係したエリア
①は、日本人ジョージとイギリス人ジョージが関わりが深い
②は、九十九十九とディオが関わりが深い
こういう仕掛けが複雑に絡んでいる。
(↑もちろん、話の一部分のみの説明)