「ジョージ・ジョースター」読みました(3)

舞城王太郎著「ジョージ・ジョースター」読みました(3)
ジョジョの奇妙な冒険」の舞城版ですが、手強い。
以下ちょっと、ネタバレ。(説明不足で、読んでも分からないと思うけど。(汗))
 
(第11章)
【ELEVEN グレムリン
飛行機乗りのイギリス人ジョージは、イギリス軍航空隊に入隊。戦闘中に、褐色の肌の化け物に遭遇。親友のジムが殺され、海上に不時着するが、リサリサが救出に来る。ケントン殺害事件の犯人(スペイン語を喋る目玉のない小人)も、ジョージを襲った空の怪物も、ラ・パルマ島の苛めっ子、アントニオ・トーレスと分かる。(アントニオ・トーレスは、中身のない皮一枚の屍生人(ゾンビ)。ざっと計算すると16384枚いる!?)
 
(第12章)
【第十二章 カブト虫】
宇宙船の中。カーズは、スタンド(ホワイトスネイク)を身につける。
(宇宙飛行士の)プッチが17歳の頃、自宅に、宇宙から鉄板が落ちてきて、家族が死亡。その原因は、ディオの仕業と分かる。(しかし、そのディオは、1989年に列車事故で死んでいる。)宇宙が36巡しているが、それぞれの宇宙(37の宇宙)は、少しずつ違うらしい。
杜王町から電話が入り、吉良吉影ディアボロが何者かによって始末されたことを知る。
宇宙船は、杜王町のアーククロスハウスを直撃。ショックで、ネーロネーロ島は離れ、杜王町は、ひっくり返る。
と同時に、杜王町は、広がり、グレートブリテン島になる。(この2012年(日本人ジョージ)の世界地図は、1900年の(イギリス人ジョージ)の世界と異なっている。)
 
(第13章)
【THIRTEEN 敵】
屍生人が操る飛行機が、大編隊で、ロンドンを攻撃するが、ジョージとリサリサの活躍で勝利。
二人は、婚約。結婚前に妊娠。→ジョセフ誕生。
結婚式当日、ジョセフは、アントニオ・トーレスに襲われる。瀕死の重傷を負うが、世界を超越した場所で自分を操る「ビヨンド」を信じると、九十九十九が現れ、ジョージは、日本に飛ぶ。
 
(第14章)
【第十四章 廃墟の街】
杜王町に落ちたと思った日本人ジョージだが、1920年のイギリスにいた。そのゾンビだらけの街で、ペネロペ、エリナ、リサリサに会う。
ジョージは、九十九十九が、アロークロスハウスのテッセラクトを利用してタイムスリップしていたことに気付く。
《天国へ行く方法》の〈十四の言葉〉の符合が徐々に揃い、ファニー・ヴァレンタインと、ディオが現れ、プッチが、メイド・イン・ヘブンをイギリスの外側で発動。時を加速させる。
宇宙は三十六巡。2012年に行く。(グレートブリテン島は、この2012年にはないが、杜王町の裏返しとして存在。)
 
 
あと残り2章ですが、イギリス人ジョージと、日本人ジョージが、イギリスと杜王町、いる場所が入れ替わりました。
ややこしいですが、冗談みたいな話&テンポの良さで、読みやすいと思います……?
(結構、分からなくなってます(汗)。)