H・G・ウエルズ アインシュタイン

H・G・ウエルズの「透明人間」を読みました。(何週間か前に、ラジオ「メロディアス・ライブラリー」で、紹介してたので、読んでみました。)ラジオでは、小説の主人公が、「恐怖政治」で、人々を従わせようとすることを話していたので、そこに惹かれ、読み始めました。
でも、その内容は、実際はあまり書かれてなくて、昔からよく知ってる透明人間の話、そのままでした。(昔読んだことあったな。)

でもこれまで、H・G・ウエルズの事は、あまり知らなくて、国際連盟設立に尽力したり、レーニン スターリンルーズベルトなどと会談したという話は、今回初めて知りました。

話は飛びますが、H・G・ウエルズと言えば、「タイムマシン」。
でも、本当に未来の世界や過去の世界はあるのか?

この「タイムマシン」という概念がなければ、未来や過去という連続した時間軸のイメージはあっても、未来の世界や過去の世界に行く(別の時間の世界に移動する)なんてことは普通考え付かないのじゃないか。

時間って、「現在」だけがあって、過ぎてれば、「過去」になり、消えていく気がしますが、タイムマシンの考えだと、どこかに過去も未来も存在することが前提です。

でも、本当のところは、どうなんでしょ。

光よりも早い「タキオン」と呼ばれる粒子の存在が明らかになれば、(タイムマシンとまでは無理らしいですが)、過去に情報を送れる(未来から情報をもらう=未来を見られる)らしい。

また話は飛躍しますが、アインシュタイン相対性理論は、それ以前の物理学では考えられない理論でしたが、その理論に基づくと、実際の観測データの結果がどうして、そうなるのかのつじつまが合うそうです。
(今は、宇宙が膨張していると考えられ、タキオンとか新しい概念が出てきていますが、)
アインシュタインのスゴイのは、一般常識では考えられない、しかしシンプルな考えをあっさり採用し、そこから全てを説明可能としていることらしいです。

だからというわけではありませんが、常識だと思っていたことが、明日の非常識になるかも。
ありえないことが、ありうるかも。
見えないけど、存在するかも。