鷲田清一さんの話を聞きました

哲学者、鷲田清一さんの話を聞きました。
テーマは、震災についてのでしたが、内容は、震災を体験したこれからの人間(日本人)の生き方の話でした。
哲学というと、個の追求というか、真理の探求というか、科学の研究成果、環境の問題、産業や経済の発展など、人間の社会の営みとは、無縁の別の事を言いそうですが、鷲田さんは、他の分野も包含した内容を話していました。
テーマがテーマで、また一般のヒトへの話だからかもしれませんが、その講演会の後に、各専門家が自分の専門の話をしていましたが、鷲田さんの話につながる話ばかりでした。
話の内容は、「禍福は、あざなえる縄のごとし」、幸せと不幸は表裏一体、世の中が便利になる度に、人間は無能になり、不幸になるというような話で、当たり前の事みたいでしたが、それを「根本から」考える姿勢が伝わるようでした。
まあ、僕には分からんか。