中野雅至著「キャリア官僚の仕事力」読みました

中野雅至著「キャリア官僚の仕事力」読みました。
サブタイトルは、秀才たちの知られざる実態と思考法。

厚労省の官僚、現在、兵庫県立大学教授の著作物。

僕にとっては、良い本でした。
官僚の苦労話が満載。
厚労省内部のドキュメントではなく、一般的な現場の、日常の仕事のやり方を系統別に記載)

官僚達が、膨大な仕事をどうやってこなし、いかに生き抜くのかが、書かれています。

雑用ですが、会議などのスケジュールの合わせ方の困難さ、煩わしさ。

課長など出世すればするほど色んな面で多忙になる。

官僚という立場は、実際は弱いが、ゴマを擦ってでもコトを成し遂げる努力。

命懸けで、1秒を無駄にできない感じが、伝わってきました。

そういうことを経験すると「相場観」が磨かれていくともありました。

ある意味、共感の多い本でした。

本当に圧倒的に優秀な人に対面して打ちのめされることもありますが、上に行けば行くほどつらいことあるんだぜと再認識しました。