鈴木光司著「エッジ」、読みました

鈴木光司著「エッジ」、読みました。
他の方のブログを見ると、「よく分からない」とか、評価されているのあります。(その気持ちも分かります。)
確かに、評価分かれそうです。

でも、案外というか、面白かったです。
話は、数学・物理学の定理が崩れ、銀河系の恒星が消滅し…宇宙が消滅するというもの。
上記に、謎の失踪事件や、ボリビアやペルーのマチュピチュ遺跡のこと、人類や生物の進化等々が絡みます。

色んなブログの感想で、
「物理などのコトが出てきて、分かりにくい」、というのは、そうかも。
セリフの中に色々出ますが、説明が少ないかも。(フェルマーの定理とか、相対性理論など)
個人的には、分かりにくいというより、科学者をもっと出して欲しかった。科学的に説明されるのは、下巻の中盤、磯貝が出てきてからなので。

下巻の2/3過ぎ、宇宙が滅び始めるところ、結構、気に入りました。
よく、地球は、「奇跡の星」で、危ういバランスの上になりたっている、それが崩れたら、どうなるのかなって、不安を感じることがあると思いますが(?)、それを書いてます。ここが肝だと思います。