トムは真夜中の庭で

少し前に、fm東京の「メロディアス・ライブラリ」という番組で、フィリパ・ピアスという著者の「トムは真夜中の庭で」という児童文学が紹介されていました。
1958年発表の古いモノですが、面白かったです。
トムは、真夜中に、ありもしない庭に行き、遊ぶのですが、その庭にいる人から、トムは見えません。またトムは、閉まったドアを通り抜けたりもします。
幻想や不思議な設定がたくさんありますが、描写は、リアルな書き方になっています。その庭では、物体をしっかり触れないトムが、庭にいる女の子=ハティの手に自分の手を添わせ、遊ぶとこなんか、なるほど、と思いました。