貴志祐介さんの「悪の教典」上巻読みました。
上巻だけでも分厚いですが、なかなかストーリーが進まず、面白くなってきたところで、下巻に続く…。
上巻の中盤から、主人公「ハスミン」(人気モノの教師)が、裏で、事件を起こし始めます。
面白いと言えば面白いです。
回りの人をだまし、思い通りに操る。
ヒトの上に立って、裏で支配するのは、面白いかも。
でも、自分で起こした事件について、先回りして、自分で被害者ヅラしたり、結構大変な行動だなと感じました。
主人公の設定である「共感する感情」が欠けているというのは、実際にあるのかな。
文を読むと、主人公は、色々なコトを思い、感じてもいます。
もちろん痛みも感じるし、他人の意見・感想に「同感」とかしています。
他人に与える苦痛とか、「死」に共感できないのか。
ジョジョ第4部の吉良は、快楽のために殺しますが、「ハスミン」は、邪魔モノを「さっさ」と消します。(自分の犯罪を隠すために)
下巻読めたら読みます。